私が尊敬して止まない唄い屋・清木場俊介
そんな漢の中の漢、清木場俊介の曲について語ります。
第1回は『今。』
この曲を語らずして、清木場俊介は語れない。
清木場俊介 『今。』とは?
この曲は、私が人生の中で最も聴いた曲です。
最初に発表されたのは2004年、まだ清木場がEXILEのメンバーだった頃です。
2004年はEXILEのメンバーそれぞれがソロ活動をしていました。
SHUNは清木場俊介として。
MAKIDAIとUSAはRATHER UNIQUEとして。
ATSUSHIはCOLORとして。
それぞれがソロ活動をし、EXILES名義でアルバムを出したりもしていました。
その時に発表されたのが『今。』です。
この『今。』は2004年当時、CDとして発売されておらず個展のグッズとして発売されました。
CDとして発売されたのは2008年4月23日。
2004年ver.と2008年ver.が収録されており、ボーカルも録り直しています。
また2008年ver.は楽器もサックスが入ったりと、重厚なサウンドにパワーアップし、より壮大なロックバラードとなっています。
ライブでは基本的にアンコールのラストに歌われることが多く、涙が出るけど笑顔になる不思議な楽曲です。
歌詞を見る
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たった一度のあやまちなんかで
本当の自分を失わぬように
前を向いて歩こう!
前を向いて歩こう!
この一節に何度救われたことか。
歌詞だけ見ると、「他のアーティストも言ってそう。」と思うことでしょう。
しかしこれを清木場俊介が唄うと、こんなにも胸に刺さるのかと思い知らされます。
これは本当にCDを聴いてほしい。
ライブDVDを観てほしい。
ライブに来てほしい。
魂で唄う、という意味が心に突き刺さります。
落ち込んでいる時、悩んでいる時、疲れている時。
そんな時に聴くと、身体がスッと軽くなる。
そんな感覚です。
生きていれば、自分の行いを後悔することだってあります。
間違いだったのではないか、もっといい方法があったのではないか。
そう考えだすと、人はどんどん深みに嵌っていきます。
それがどれだけ間違っていても、人様に迷惑をかけたとしても、そんな自分すらも許そう。
自分を許せるのは自分しかいない。
ならば自分にもっと優しくなってもいいのではないか。
本当の自分は何か。
何をする為に生まれてきたのか。
自分が本当にしたいのは何か。
それさえ貫くことが出来れば、人生ってもっと豊かになると思います。
そしてそんな生き方の背中を押してくれるのが、清木場俊介の『今。』という楽曲なのです。
オススメのライブ映像
勝手に私がオススメするライブ映像。
『今。』のオススメライブ映像は、
『ROCK&SOUL2010-2011 TOUR FINAL』
2008年の「ROCK&SOUL」と悩みましたが、現地にいた補正でこちらに。
異論は認めます。
こちらのライブは2011年4月24日に行われました。
2011年3月11日、東日本大震災が発生し日本中が悲しみにくれました。
そんな中、震災後にロックアーティストとして最初にロックの聖地・日本武道館でライブをしたのが、唄い屋「清木場俊介」だったのです。
このライブの清木場は鬼気迫るものがあり、また仲間の一体感も凄まじいものでした。
オープニングの映像では、震災が起きたことへの悲しみや無力感、葛藤などが描かれています。
オープニング映像が終わり清木場が登場すると、歓声ではなく拍手が起きたのが非常に印象的です。
「俺だけのハイウェイ」で爆発したり、センターステージで弾き語りをしたり。
まさに武道館ならではのド派手なライブです。
そしてアンコールのラストで歌われた『今。』
唄う清木場も、それを聴く仲間も色々な想いが心を過ぎり、感動に包まれました。
映像では『今。』のラストのサビの「だから唄うよ」のところで、清木場にスポットが当たっている瞬間を、清木場の背後から撮影しているシーンが好きなんです。
マニアックですみません。
そして最後の「前を向いて歩こう!」のフレーズを、「前を向いて生きよう!」とアレンジしました。
そのアレンジが決まっていたのか、咄嗟に出てきたのかはわかりません。
しかしその言葉に救われた人は少なくないのではないでしょうか。
そして10年の時を経て、2021年に清木場俊介は再び聖地・日本武道館のステージに戻ってきます。
コロナ禍で開催そのものも危ぶまれていますが、私たちはただ信じるのみです。
あなたの5分を私にください。
ということで、清木場俊介の「今。」について語りました。
ぜひあなたの5分を私にください。
騙されたと思って聴いてください。
人生が変わるとは言いません。
ただ一瞬でも「前を向いて歩こう!」と思ってもらえれば幸いです。